信越国境(小谷/糸魚川) 辰尾山(761.2m) 2016年11月12日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 15:15 駐車余地−−15:20 送電線巡視路入口−−15:54 巡視路を離れる−−16:01 辰尾山−−16:06 巡視路−−16:08 北側の林道−−16:29 林道−−16:35 駐車余地

場所新潟県糸魚川市
年月日2016年11月12日 日帰り
天候
山行種類ちょっとだけ籔山
交通手段マイカー
駐車場林道の僅かなふくらみに強引に駐車するしかない。草ぼうぼうのダートに入れれば駐車場所あり
登山道の有無山頂直下の送電鉄塔まで送電線巡視路あり。そこから山頂まで道無し
籔の有無山頂直下の送電鉄塔から山頂まで植林帯中の灌木藪
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント山頂直近を南北に通る送電線の巡視路を利用。南側の林道からアプローチしたが北側の林道が生きており終点に巡視路がつながっていた。ただしゲートの有無、途中の路面状況は不明




置き場所が無いので林道分岐に駐車 分岐より先は草っぽい林道
でもこちらには駐車余地あり 送電線巡視路入口
トラロープあり 写真では分からないがかなりの傾斜
最初の鉄塔。標高650m付近 見えているのは平岩駅周辺
良好な巡視路が続く 2つ目の鉄塔。標高700m付近
2つ目の鉄塔からは東斜面をトラバース 2つ目の鉄塔。標高750m付近
巡視路は山頂へは向かわない 山頂を目指し植林帯へ
植林の中でも籔あり 辰尾山山頂。植林と藪の境界よりちょっと藪の中
古い赤布 三角点
帰りは巡視路を西へ偵察 北から上ってくる林道は現役のようだ
北から上ってくる林道からの巡視路入口 北から上ってくる林道の終点はすぐそこ
2番目の送電鉄塔付近から見た雨飾山、焼山 午前中、お昼に登った鎌倉山、戸倉山、善光寺山
林道に出た 駐車場所に到着


 今年の残雪期に糸魚川/小谷境界近くの赤禿山〜聖山を歩いたが、その東側にあるのが辰尾山。地形図では北側と南側に林道が描かれており、北側の林道は山頂直下に達している。どちらの林道もゲートの有無や廃林道化しているのか知らないが、林道入口の標高は南側の方が高く距離も短い。もし入れなかった場合を想定すると南側から登った方が安全と判断した。

 林道入口の山之坊集落は残雪期も通過している場所。今回は集落を上ではなく横に突っ切る。林道入口が分かりにくいが、舗装されているもののいきなり草ぶれて廃道っぽい雰囲気。先に見える家は空家らしいが、山間部ではよく見る光景だ。道は舗装されているが道幅は狭く軽自動車以外では入りたくないような状態だ。当然ながら車のすれ違いは待避所以外は無理だが、その待避所もほとんどない。

 やがて林道分岐が登場、左へ上がる道は舗装で、地形図を見ても標高を稼げるのでこちらへ入ってみたがカーブ2つで廃道化、かなりの草ぼうぼう状態に変わってしまった。これでは最初から藪漕ぎだ。ここで地形図を見て再検討。先ほどの林道分岐を直進する林道ならちょっと進めば送電線が頭上を通っており、その近くに巡視路があるはずだ。送電線はほぼ山頂を通っているのでそこまで巡視路が使える。標高は損をしてもトータルの労力では巡視路利用にメリットがあると判断し、そちらに向かうことにした。

 分岐に戻ってみたが目的の林道は未舗装で草が茂り、普通車で入るのはちょっと・・・という状況で車は諦めて歩くことにしたが、車の置き場所が問題。駐車余地がなく唯一置けそうなのは分岐点のカーブの膨らみのみ。駐車すると大型車が来たら無理な幅しか残らないが、林道入口の状況からして入ってきても軽トラだろうと判断し、できるだけ路側に寄せて駐車した。

 林道を歩いてみると草ぼうぼうではあるが路面状況は悪くはなく、車で入っても良かったかなぁと感じられた。送電線直下の手前で駐車余地がありここまで入るべきだったと思ったが、戻るのも面倒なのでこのまま歩いた。問題は送電線巡視路がちゃんとあるか、道の状態はまともか心配であったが、ほぼ送電線直下に予想以上に良好な道が林道から上下方向に伸びていた。ラッキー!

 あとはこのまま巡視路を登るだけ。急傾斜の尾根も一直線に登っているがトラロープが設置されていた。ただし地表は滑りやすい土で下りは要注意だ。まあ、そのためのトラロープだろうが。

 送電鉄塔は計3箇所。2箇所目の鉄塔を過ぎると尾根上の樹林が開けて東側の展望が良好だ。午前中とお昼に登った鎌倉山、戸倉山、善光寺山が横に並んで見えている。3つ目の鉄塔へは尾根上を行かずに東斜面をトラバースするよう道が付けられていたので、巡視路は山頂を通らないようだ。でも3つ目の送電鉄塔は山頂付近なので短い藪漕ぎで済むだろう。

 その3つ目の鉄塔を過ぎて巡視路が西へ下り始めるところで道無き杉植林帯へ入る。背の高い発達した杉だが地面付近は潅木が若干ある。尾根の東斜面は植林して若い杉らしく藪が酷く、尾根直上も藪が進出して邪魔なためやや西側を巻いて進むのが歩きやすかった。僅かながら獣道らしき筋も見えた。

 緩やかに登って最高点らしき場所に到着。顕著な高まりは無いのである程度の範囲で三角点を探すと、植林と藪の境界よりやや藪の中に入ったところで三角点を発見。古い赤布があったので他にも訪問者がいたようだが山頂標識はなかった。まあ、わざわざ登りに来るような山ではないからなぁ。

 巡視路に戻り、往路とは逆側に進んでみた。これは北側から上がってくる林道の状態を確認したかったからだ。常識的には巡視路は林道終点付近に出ると予想でき、そこまでの距離は大したことがないので確認のための時間も労力もそれほどではなかろう。西へと緩やかに下ると短時間で予想通りに林道が登場。ほぼ林道終点であった。道には車の轍が残り、現役の林道であることが分かった。この付近では普通車でも走れる路面状況だが、途中がどうなのか、ゲートがあるのかはここからは窺い知れない。でももし車で入れれば山頂まで最短の登山口である。

 復路は往路を戻る。既に日は傾いて白く雪が積もった焼山、雨飾山が夕日に輝いてきれいだった。

 

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